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春いちばん
玉岡かおる氏 新刊 神戸のスラム街に住み、弱き立場の人のために闘い、 ともに生きた女性。その生涯を綴った感動小説 大正から昭和にかけて、貧困・男女格差・労働者搾取など数々の社会問題に夫とともに立ち向かった女性、ハル。 夫はノーベル平和賞の最終候補にもなった社会活動家、賀川豊彦です。 第一次世界大戦、関東大震災など、激動の時代を社会の底辺にいる人々のために闘ったハルの波乱万丈の生涯を、玉岡かおる氏が詩情豊かに描きます。 川崎造船所社長などの神戸の名士たちや与謝野晶子、平塚らいてうといった実在の人物も多数登場。 夫婦の社会運動のよってスラム街が一掃され、神戸の美しい街なみができるに至った近代史が、ハルの人生を通して鮮やかに蘇ります。 |