マルティン・ニーメラー
「はじめに彼らは共産党員に向かってきたが、私は声を上げなかった――共産党員ではなかったから。つぎに彼らは労働組合員に向かってきたが、私は声を上げなかった――労働組合員ではなかったから。それから彼らはユダヤ人に向かってきたが、私は声を上げなかった――ユダヤ人ではなかったから。そして彼らが私に向かってきたとき、私のために声を上げてくれる人はひとりも残っていなかった」
この有名な言葉を残したニーメラーは、最初からリベラルな平和主義者なのではなかった。アメリカの気鋭の歴史家が、保守的な思想の持主であったニーメラーがいかにして自己変革を遂げていったかを、聖人視を排して史的・批判的に辿った最新の評伝。
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